名前:坂本和樹
チーム名:Changer
現地共創社会起業家:Waste 4 Change
所属:大手消費財メーカー (マーケティング) →退職
趣味:スポーツ、アート、広告、開発学
座右の銘: Be the change you want to see in the world
年代:20代後半
大学では国際関係論を専攻し、大学の開発経済学の授業をきっかけにBOPビジネスに惹かれてP&Gマーケティングに入社しました。3年間のシンガポール勤務を経て、衣料用洗剤ブランドのブランドマネージャーとして勤務しました。その傍ら、2015年からプロボノとして国連フォーラムなど開発系のプログラムのコーディネーターもしています。
7年間の民間企業勤務で身につけたマーケティング、リーダーシップ、経営などのスキルが自分のキャリアの最終目標としているソーシャルビジネスの領域でも通用するのかチャレンジしてみたいと思ったため参加をしました。3ヶ月という期間設定が無理なく参加でき、インドネシアへの渡航が2回あることも参加を決めたキッカケになりました。
メンバーのバックグラウンドが多岐に渡っていたことが非常に印象に残っています。我々はゴミ問題のソーシャルビジネスに関与していたのですが、メンバーの1人がゴミの専門家のような経験を持っていたことに驚きました。最初のミーティングで、そのメンバーがゴミのバリューチェーンを送ってきて熱く説明をしてくれたのですが、まさかゴミのバリューチェーンを初回で見ることになるとは思っておらず、衝撃的でした。
得られたものは、自分の強み、弱みを客観視できたことだと思います。強みとしては、マーケティングやプロジェクトマネージメントのスキルは事業形態に関わらず普遍的なものだなと思えた一方で、弱みとしてソーシャルビジネス独特のビジョン優先の考え方が、まだまだ民間企業の利益優先の考え方とは違ったりしたことに苦戦しました。これらの強み・弱みを普段の職場のメンバーとは違う、しかもグローバルな人々と協業していく中で発見し、再定義できたことはこのプログラムならではのベネフィットだと思います。 また、このプログラムにより、自分の関心が単純なビジネスよりもソーシャルな分野にあることに気付き、会社を退社し、2019年秋よりイギリス大学院にて開発学を専攻することを決意できました。